出雲支部
9月例会
技術者・研究者から経営者になるために!
~同友会からの学びで、個人の資質依存経営から全員経営へのチャレンジ進行中!!~
開催日程:2013年9月17日
報告者:森山 昌幸 氏 株式会社バイタルリード 代表取締役
<報告>
森山氏は1998年4月に会社設立。しばらくは一人で気楽に仕事を行っていたが、修士時代の同級生から一緒に会社をやりたいとの要請もあり、2005年に3名で株式会社バイタルリードに組織変更。顧客拡大・売上増と右肩上がりの成長を続けている。そして若手スタッフの結婚式への参加を機に、いい経営者になろうと決断。真の経営指針成文化の必要性を実感し、現在同友会の経営指針セミナーに参加。
森山氏のこれまでのチャレンジ人生と、個人の資質に依存する経営から全員参加型経営へのチャレンジについて報告をしていただきました。
<内容>
バイタルリードの業務内容は、大きく分けて4つあり、①交通計画コンサルタント ②建設コンサルタント ③情報システム ④旅行業 である。こられは全て「交通」というキーワードで繋がっている。
特に交通計画部門は全国トップクラスの技術力を持っており、中国地方全域での実績がある。また、出雲大社神門通りの整備計画に中心的に関わられ、賑わいの創出に多大なる貢献をされた他、webでのイベントシェアサービス「シェアナビ」の運営、バス用車載器の開発、あいのりタクシーなど、注目を浴びるサービスを次々と展開中である。
バイタルリードは平成10年に「有限会社森山地域計画研究所」として設立。当社は森山氏一人で気楽に仕事を行っていた。その後業務量の増加により、2005年に「㈱バイタルリード」として組織変更(3名でスタート)。会社が成長していく中、若手スタッフの結婚式に参加し、スタッフの家族の人生を背負うことを実感。いい経営者になることを決断する。それまでの技術屋としていい仕事をすれば良いというスタンスから、全社員が一体となった組織運営の必要性を感じ、4番・エース・監督から、6番・ローテーション外・監督兼コーチとして、経営者の仕事に集中し、人を活かす組織経営に取り組む。
その後島根県の人材塾に参加し、「理念型経営」に影響を受け、同友会を知り入会。真の経営指針成文化の必要性を実感。良い経営者になるため、現在経営指針セミナーを受講するなど、様々な取り組みを実践中である。
<感想>
森山さんのスピード感、実行力を感じる報告でした。よく次々と新しい商品やサービスを市場に投入できるなあと思ってましたが、これらは市場の声や要望からヒントを得て企画や開発を行っておられるとのことでした。そういったヒントを得ても、なかなか一歩が踏み出せない人が多いのではないでしょうか。
そして補足報告の際、「企業変革支援プログラム」の実践についてもお話をされました。最初は森山さんがやってみて、最近スタッフの皆さんにやってもらったそうです。その結果が、森山さんとスタッフではかなり異なっており、意識の違いに驚いたとおっしゃってました。
他にも報告の中で、学ばれたことを即実践をされている様子が伺えました。グループ討論では、「良い経営者となるために、何を心がけているか、何をしているか」について討論を行いました。多くの意見が出ましたが、私が特に重要だと感じたことは「黒字を出すこと」「ビジョンを共有すること」でした。