出雲支部
11月例会
社員と共に新規事業を立ち上げる
~自社を強くする取り組み~
開催日程:2017年11月27日
報告者:福田圭祐氏
報告者:福田 圭祐氏(島根県中小企業家同友会松江支部) ソーイング クト 代表
<報告>
大手の孫請けから脱却するため、社員と共に、新規事業を立ち上げる。社員と共に、自社を強くするための取り組みについて、報告して頂きました。
大手ミシンメーカーを退社し、家業である縫製の仕事を継ぐために島根に帰郷。より安く仕事をするため、外国人労働者の雇用を始め、価格競争に立ち向い、売り上げを伸ばしていった。しかし、外部環境の変化もあり2002年を境に、売上は徐々に落ちていき、2010年にはいつ自己破産してもおかしくない状況に陥る。経営指針成文化を機に「社員との信頼関係」の重要性に気がつき、社員こそ財産という思いに至る。独自の製品や、地元のゆるキャラ 「しまねっこ」 を使用したグッズの制作・販売、上水用フィルターやディーゼルエンジンのエアフィルターなど、海外ではまねのできない高度な技術が必要な縫製を手掛けることで、他社との差別化をはかり、自社を強くする取り組みを実践。10年後、社員が企画する洋服を販売する会社になり、洋服が好きな人が働きたい会社No.1を目指す。
①ソーイングクトの事業 ②自己紹介 ③同友会に入会した理由 ④Uターンしてから2012年まで ⑤今の自社事業 ⑥求人 採用 ⑦今後のソーイングクト
<討論>
討論では、「自社を強くするため、自社の課題に社員と共に取り組んでいますか?」というテーマで討論を行いました。共同求人・社員教育活動全国交流会を前に、今一度雇用と教育を考えるきっかけが得られたと思います。
<感想>
参加者が20名と大幅に目標を下回る結果となりました。また、プレ報告の段階でも、参加者が少なく、スケジュール調整に課題があったと反省しております。
今回、今年度初めての県内報告者となりました。県外のすばらしい経営者の報告も良いのですが、地元で社員数名の零細企業であっても、経営指針を作成、実践されている経営者の報告は、大変身近に感じることができて良かったと思います。