青年部会
鳥取県・島根県中小企業家同友会 青年部合同例会
日本で一番夢のある会社。
~夢を叶えるため、仲間達と共に社会に貢献し続ける~
開催日程:2014年1月18日
合同例会チラシ
報告者:中野 愛一郎 氏 株式会社イベント21 代表取締役社長
<報告>
合同例会は参加人数68名、10グループでの開催となりました。
継承問題、戦略・戦術的な利益体質への転換、組織づくり。同友会で重要課題として学び続けられている3つの大きなテーマを主軸に中野氏に報告を頂きました。
26歳の時に父親の病死から突如事業を継承することになった中野氏。赤字体質の儲からない会社、古参社員との衝突し頑張り否定される日々の中、「自身の幸せ=周りを幸せにすること」であり会社経営や社会貢献につながるという現在の経営理念つながる志を見出し、自らの経営者としての役割を自覚していかれました。
まず最初に取り組んたことは、利益体質への転換、「1億の売上で儲からないワケがない」という疑問から売上よりも利益を求めることが大切だと気づき、現状把握からお金の出口入り口を押さえることで成果を上げました。
しかし、「コスト削減はアンHAPPYではないか?」という新たな疑問が芽生え、「社会貢献しながら経費削減できないか?」という考えで社業と貢献の両立を図るようになりました。
次々湧き出る疑問や問題に直面していきながら、”愛され楽しく皆がHAPPYになれるカッコイイ会社”になるため、ITを駆使し、組織を改革し、社員が働きやすい仕組みづくりを行うなど様々なことに取り組まれていきました。
7年間の会社経営の中で氏は、やはり”ひと”が大切で、その人のためになることは嫌われても必ずやること、夢も希望もなくただ頑張れる時代ではない、ならば夢を語り、会社だけでなく社員ここの夢実現のために会社の可能性を広げ続ける挑戦を続けることが経営者としての自身の役割だと考えるようになりました。
最後に皆が輝ける環境やステージを整えることが経営者の仕事であると締めくくられて報告を終えられました。
報告を受けたグループ討論は、参加者一人ひとりの思いを引き出し討論終了時に決意を述べてもらうため、あえて大きな「夢」というテーマを定め行い、熱い議論が展開されました。
アンケート結果からも報告内容・グループ討論内容とも充実し「自分も何かを社内で取り組もう」という声も聞けるなど初回の合同例会として新年に志を新たにし、自身に希望と宿題を持って帰ってもらいたいという企画側の目的は成果をあげたといえます。
役割分担や予算執行のやり方の違いなど運営面での課題もありますが、次年度は島根県内で2015年1月前後での開催を両県で合意し一層の内容充実に向け準備を進めることになりました。