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島根県中小企業小規模企業振興条例制定記念シンポジウム

地元企業による「地方創生」

開催日程:2016年2月14日


案内チラシ

島根大学との共催でシンポジウムを実施した。
・中小企業庁事業環境部企画課長 石崎隆氏による「最近のの中小企業・小規模企業施策についての講演
 石崎氏は以前、長崎県で産業労働部長として勤めており、それも踏まえ地域の内発的な振興が重要との考えであった。
・京都大学大学院経済学研究科の教授である岡田知弘氏による「地方創生」と中小企業振興条例についての講演
 昨年に続き、岡田先生の講演は地域の再投資力を高めるためにどうしていくか皆で考えようとのスタンス
そして休憩をはさんでパネルディスカッションが行われた。
コーディネーターは、島根県中小企業同友会の吉岡佳紀氏。題目は元気な島根を創るためにどう振興条例を活用するか
パネラーは、島根県商工労働部長の安井克久氏、京都大学の岡田知弘氏、島根県の商工会連合会事務局長の葛西章氏、
そして毎熊浩一先生と佐名木歩実さん(3回生)でした。
パネルディスカッションの内容のなかで印象にのこったものは以下の通りです。(島根大学学生さんより)
・地域の人々はもっと助けあわないといけない。商店街が廃れているのがつらい。お互いに注意しあって生き残るべき。
・条例は宣言条例になってはいけない。しっかりとこれからも活用していくべき。 ・企業は自分の財産だと思うのも良いが、地域のことをおもって地域のものだと思えば、早い段階で若い人に技術などを教えることも大事なのではないか。
 講演を聞いて、私はいままで思っていた以上に中小企業は力強い存在だということを学びました。
地域に根ざした中小企業には多くのできることがある。これからの地域に中小企業は欠かせない存在になっていくの ではないかと考えるようになりました。
島根の企業の99.9%は中小企業ということで、それはあるいはマイナスにとらえられることもあるのかもしれません。
しかし今回のシンポジウムで、それはむしろプラスであり、歓迎されるべきことであると思いました。


坂本 拓三

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