松江支部
松江支部・女性部会10月合同例会

『置かれた場所で咲く』

開催日程：2014年10月14日

10月例会　案内

報告者:和泉　恵 氏     有限会社キャロットハウス 代表取締役

＜報告＞
関西の大手スーパーにて販売やおもてなしの心を学ぶ。そののち、故郷の奥出雲へＵターン。
その後、地元への熱い思いから起業された和泉氏の報告。
<内容>
関西の高級スーパーで販売やおもてなしの心を学ばれ、地元に帰ってこられた和泉氏。地元で働きながら、沸々と湧き上がる地元への熱い思いを抑えきれず、町のオンリーワン店をめざしコンビニエンスストア『キャロットハウス』をＯｐｅｎされます。
着々と売り上げを伸ばしていくなか、大手コンビニ、大手スーパーの進出。創業された当時とは店舗の周辺環境がガラリとかわっていき、高齢化もどんどんすすむなか、和泉さんは地元に着目していかれました。奥出雲バーガーの誕生、奥出雲のおみやげものを作る㈱奥出雲屋も創業され、環境の変化があったからこそさらに地域を見つめなおす気持ちとなっていかれました。
先の見えない大型店舗の存在ではなく、地域のライフラインは地元企業で守る。と決意されこのたび後継者となる方との出会いがあり、新規事業（移動スーパー事業等）をスタートされます。
成長至上主義から縮小社会への理解が幸福感と言われ、無い物を嘆くのではなく、自分の身近にある大切な資源を見つめ直すことの大切さを和泉の２０年にわたる地元に根付く経営から学ばれた報告でした。
<感想>
２０年前創業当初から地元の方に愛され着々と売上を伸ばされた中、環境はどんどん変化していき、高齢化、人口減少。
また、大型店舗進出のなかで、事業をやめようと思っても地域への愛が和泉さんにあった。それこそが、彼女の原動力となった。
今回の報告で一番感じたのは自分の身近な人やモノへ感謝をしなさい。と言う事。
和泉さんの地元への愛・感謝が地域を守りたいという思いになり、事業を守り継承していくことこそが地域を守ることだと
決意された和泉さん。その和泉恵氏のパワーこそ、奥出雲が生み出したパワー。これから我々中小企業家が目指す姿が見えました。
地域を守りたい！そんな思いで事業を続けていきたい。
その中で、地元を愛し守りたいいう後継者や起業家が出てきてくれたらそんな幸せなことはないと。