contents

松江支部
松江支部3月例会

すべてのスタッフを信頼していますか?

~経営理念浸透を目指して~

開催日程:2017年3月14日


報告者 横木氏

報告者:横木 広幸 氏     医療法人 いきいき・クリニック 院長・理事長

<報告>
厚待遇にもかかわらず職場へ不満を感じる社員。どうすれば、達成感を共有できるのか。
<内容>
透析治療をメインとし、泌尿器科、内科を診察する、医療法人いきいきクリニックを2008年に開業、松江市内の大規模病院で10年間勤務。そこで一緒に働いた同志数名を事実上引き抜いた形でクリニック立ち上げ時よりスタッフに加わっていただく。 その6年後、開業時からの事務長が退職。そして同じ年に合計5人のスタッフが一気に退職。
年を同じくして2014年の6月に14期基本方針成文化セミナーに参加。基本方針を成文化するも、退職者が続出時であり、また、社員の満足度アンケートの回答が、仕事によるストレスが高く、コミュニケーションが不足、福利厚生も低い、今後もこの会社で働きたいか?の問いにイエスの回答がゼロ人という、衝撃的な回答にショックを受けた横木氏は、基本方針を発表することをやめた。
2015年にベテランスタッフが退職後、院内、スタッフ間の雰囲気が改善する。
どうやら支配欲求が強く、社内の雰囲気をかき乱していたスタッフだったようだ。
開業当初からのスタッフは年俸制。若手スタッフとの賃金や待遇に格差を感じさせた。
開業当初からのスタッフに高いプライド。若手スタッフとの対立。職種間との対立。
鳥取県の同業の他クリニックを見学する。当クリニックの長所短所にスタッフが気づく。
他クリニックと比べて、当クリニックの労働環境は悪くないことに気づく。
そして、対患者との接し方(接客)にも自信を持つ。
個別の面談を始める。パワーバランスに変化。ベテランが焦りだし、若手の顔色を窺うようになる。
そして、2016年に基本方針を発表。そして、2017年スタッフと一緒に基本方針の改訂に着手。
2017年2月に改訂版の経営理念を発表する。はじめ「いきいきクリニックに通院することは楽しみだ。」という、文言について、患者が通院することが楽しみというのはおかしいのでは?という意見もあったが、ある患者の娘が、母はいきいきクリニックで透析治療に行くのが楽しみで、その日は化粧をし、いきいきしていたと、亡くなる直前に横木氏に伝え、葬儀の時にもそのエピソードが紹介される。
そのエピソードを受け、「いきいきクリニックに通院することは楽しみだ。」の文言に決定する。
現在も事務長は空席のまま。何とかしたい。しばらくはプレイングマネージャーのまま。
ある雪の日に一気にトラブルが重なり、治療が2時間半も遅れて時にスタッフが一丸となってトラブルの回避に努めた。一丸となって回避した達成感を実感する。
今後はスタッフが各種セミナーの積極的参加。ステップアップ事業。海外研修もさせたい。


梶野孝彦