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中小企業家同友会景況調査報告(2023年12月22日)
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松江支部7月例会

30年ぶりの営業利益の黒字転換

~経営指針の実践が経営者を変えた!
障子を開けてみよ、外は広いぞ~

開催日程:2016年7月20日


報告者 平野 氏

報告者:平野 靖雄 氏     平野缶詰 有限会社 代表取締役

<報告>
 昭和37年たけのこ水煮の缶詰に特化して再創業、昭和55年にはパート約300名を雇用し1億4千万円の売上があった。それからは中国産による影響で売上が下がっていく中昭和62年に社長に就任。それからも業績は下がり続け平成11年には末次町の工場と中原の倉庫を駐車場に。この頃値付けの大切さを学ぶ。いつまでも営業赤字を駐車場収入では補えきれず、経営の壁にぶつかります。そんな時同友会にオブザーバーで出席した時に自分の経営者としての甘さを痛感。その後入会し経営指針成文化セミナーを受講。平成23年「にほんばし島根館」や「しまね物産館」にてしじみの加工品を販売することに。
【3本の矢】
経営者が変わる、コスト削減(車を手放すことにより時間が増えた)、付加価値の増大(東北震災復興支援)をしていく中で「集中と選択」を実践。松江の売上を捨て東京へ進出。ここでも値付けを再考した結果平成27年最高売上を記録。
【今後したいこと】
 また野菜や他の商品の缶詰を作りたい。
【まとめ】
 人は皆心の中にダイヤモンドを持っている。人と接することにより切磋琢磨し成長するので、同友会のような会合に出て見聞・気づきを広げたい。また死ぬ時に最も後悔するのは挑戦しなかったことだと思うので、常に挑戦していきたい。
 
<討論>
 「付加価値を高めるには」をテーマとして討論。あるグループでは人を育てるという結論に至りその為に何が必要かについて話し合い、モノを売った後いかにお客様のお役に立てるか、大手企業では出来ないことを中小企業の我々が提供することが必要ではないか。経営者はその為に理念や目標を提示することが必要であるという内容。
別のグループはどうにかして差別化していかなくてはいけないが、平野缶詰さんのように商品がない場合商品以外でどう付加価値をつけるのか、お客様にとってどう利益をもたらすかを考えていかなくてはいかないという結論になった。
また別のグループは、人が求めているけれども市場に無いモノを開拓し売る意見や、サービスを提供されている会社ではお客様の満足度が少しでも上がるように努力していく意見が出た。市場がどういうモノを求めているのかを調べ営業力が付加価値を高めること。その為にはお客様に信用され信頼を得ることが必要であるという結論になった。
 
<感想>
 経営者としての甘さを同友会入会をきっかけに経営指針成文化セミナーを受講したお蔭で突き抜けることができたと感じました。「見聞・学び」を広げ、受け手の力量をアップすることで今まで考えてもみなかった「気づき」をより多く発見し、それを社内共有できれば会社の新陳代謝アップにつながり、業務結果もよくなると思いました。早速実践です。
 
加藤満英


福田 圭祐

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