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松江支部3月例会

出番ですよ!

「運動は人を健康にする」人にやさしい介護健康機器を事業展開する(ヒロエ)
障がい者を支援する事業を 切り口に、暮らしやすい まちづくりを目指す(ゆうあい)

開催日程:2015年3月10日


3月例会案内

報告者:ヒロエ健康空間 代表 廣江 昭夫 氏
NPO法人プロジェクト ゆうあい 事務局長  田中 隆一 氏      

<報告>
 今年度最後の例会は、久々の「出番ですよ!」形式により、ヒロエ 代表 廣江昭夫氏、NPO法人プロジェクトゆうあい 事務局長 田中隆一氏、それぞれの事業開始から現在までの経緯、経営課題、そして未来への想いについてお聞きした。
 「運動は人を健康にする」。人にやさしい介護健康機器を事業展開する廣江氏は、幾多の職業で経験を積んだ後、内装業を起業するも12年前に病を発症する。「何か残したい。どうしたら健康を取り戻せるのか。その役に立ちたい。」という利他の想いから介護健康機器の事業へと歩を進める。内装業という域内事業は顧客のためにも維持しつつ、域外へ向けて介護健康機器の事業を更に広く展開していきたい想いと
は裏腹に、需要に供給が追い付いていないジレンマもある。その解決に向けた組織化、製品の供給力増強 やPRの深化が当面の課題との認識である。
 中央にいて「まちづくり」を手掛け、やがて心も体も松江へと軸を移した田中氏は、プロジェクトゆうあい立ち上げからの10年を、ひとつひとつの課題解決を積み上げ、このまちに希望の種をまいてきたとし て振り返る。民間の立場で公益に資するという覚悟を携えたNPOの独自性を活かしながら、事業の質的変化や拡大に伴い、人材マネジメント、新規採用など足場固めへの対応を必要としている。そして新たな領域の開拓や10年あるいは30年先を見据えたビジョンの成長といった、難題だがやりがいある課題が見えている現状である。

<感想>
お二方の素晴らしい言動に通底するのは、本人やご家族の病など様々な経験を通じて余所事が自分事となった瞬間があり、その時々に顧客、パートナーや家族などからいただいた感動を振り子のように返していきたいという想いなのではないかと感じました。持続的な価値を社会や顧客に提供し続けるという事業経営の本質を、カタチは違えど自然と追及されている両者の姿勢には学ぶべきことが多くあります。
時間の都合もあり触りの紹介となった感は否めませんが、石倉座長のまとめにあった通り、廣江氏は事業発展へ向かう転機にあり、今後についても周囲の関心は高く後年の報告を期待したいと思います。
田中氏も同様に、今後の例会において組織マネジメントに関する経験談を共有させていただきたいと思います。


福田 圭祐

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