女性部会
第１回ウキウキ・ランチセミナー

心に未来予想図を描きつづけて

～ブレない信念を持つことで周りから必要とされてきた～

開催日程：2013年10月16日

ランチセミナー案内

報告者:金築　理恵　氏     有限会社　Willさんいん 取締役

＜報告＞　・・・内容について　
子供の頃の夢は「早く結婚して若いお母さんになりたかった」とおっしゃる金築氏。
大好きな母親が中学生の時に亡くなり、それ以降は病気がちな父親を自分が見ていくんだと、高校卒業後も地元に残りやりたい仕事を模索しながら、それぞれの場所で認められるようになりました。
ご主人の協力のもと父親の介護と仕事の両立を続けますが、28歳で介護からも解放されました。出産後に行ったPC教室での現社長との運命的な出会いを境に、第2の人生がスタートします。
SOHO（スモールオフィスホームオフィス）という働き方ならば自分にもできるかもしれないと子育てと仕事の両立に挑戦します。「相手の気持ちに応えることが信頼に繋がる」と何事も投げ出さずやり遂げることで周りからも認められ、そんな姿を見て家族を始め周りの協力も得ることができました。
「仕事をする自分を子供に見せたい」「社会でコツコツ働く姿を息子に見せ続けたい」と信念を持って仕事を続けてこられた金築氏ですが、退職者が多いなど女性が多い職場だからこそ抱える問題にも度々ぶつかり人材育成の難しさを感じます。
そこで今回の討論テーマは「誰もが働きやすい環境にするために経営者として何をするべきか」に決めました。
育児・介護休暇など就業規則の整備、短時間労働者の雇用、在宅就労者の雇用、お互いの信頼関係を築く、など活発な討論が繰り広げられました。
一人ひとりの個性や役割を見出し、個人の能力が活かせるように支援していくことが企業として求められているんだという金築氏の言葉が印象的でした。
・・・座長まとめ　　和泉恵
「出来ないとは言わない、自分に出来ることを増やして行く。」と言う、覚悟のある姿勢が多くの信頼の実を結びました。
それは仕事の関係だけではなく、家族からの信頼や協力体制にも繋がることでした。心を縛る“仕事人生”ですが、しかしながらそれは“全人生”のうちの一部でしかありません。ライフバランスは誰もが抱える不変の問題です。そして、女性にとってそのバランスのとり方により、多くの人の幸せに影響を与えます。
どうにもならない・・・と思った時でも心に弾力を持ち、近い将来の克服した自分を想い、それに近づく。今の自分に出来る努力をする。「いつも必要とされる人間でありたい。」と。会社を経営している以上人づくりは、人と向き合うことが大切であり、我々はそんな会社環境づくりを委ねられている。
＜報告＞・・・運営について
例会委員会として初めてのランチセミナーで、準備等スムーズにはいかない部分もあったが、今後は今回のセミナーの反省を生かして行っていきたい。