出雲支部
12月例会

福祉業界のもくれんが、なぜMG（MANAGEMENT GAME）研修を行うのか

〜理念の先にある科学性の追求〜

開催日程：2019年12月17日

報告者:上田英範氏     株式会社もくれん 代表取締役

福祉業界に身を置いて、事業をしていた上田氏。
値段を国が決める福祉業界の現状では、業務はあくまでボランティアの延長でしかなく、職員にとっても「サービスの対価としての報酬」という感覚はありませんでした。
そのため、職員は目の前の人に尽くす、そのことしか考えられず、掲げていた理念の先がどうなっていくのかを誰もが描けない状況が続いていました。

しかし、そうではなく社会、地域のことも考えて、視野を広げてほしかった上田氏は、試行錯誤を繰り返していく中で、マネジメントゲームMG（MG研修）にたどり着きました。

ひとりひとりが社長になって会社を経営するゲームを車内に導入することで、これまでになかった経営の感覚を養って行きました。
単なるお金儲けではなく、付加価値を社会に提供していること、その結果として対価を受け取っているということ。

MG研修を通して、単なるきれい事ではなく、科学性を持たせる事で、職員の意識も変わっていき、自分がいなくても意思決定ができるようになってきました。

報告では上田氏のMG研修にたどり着くまでの葛藤と、導入をすることで変わっていった職員のこと、さらには科学性の追求から生まれる今後の展望について報告いただきます。