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雲南地区会
雲南支部準備会11月例会

「商売繁盛のお手伝い!」

料理別83種類のたまごと最高のレシピで『たまごのソムリエ』が新しい価値づくり ~弱みを強みに!三代目社長の逆転のシナリオとは?~

開催日程:2015年11月16日


例会案内

報告者:小林 真作     株式会社小林ゴールドエッグ 代表取締役

<報告>
 今回は、報告者に徳島同友会の㈱小林ゴールドエッグ 代表取締役 小林 真作 氏を迎え例会を開催した。

<内容>
 ㈱小林ゴールドエッグは、昭和50年設立(創業は昭和38年)、徳島県徳島市で鶏卵卸業を行っている会社である。
 小林社長は、大学を出ると食品の大手メーカーに就職していたが、先代である父の急逝を機に29歳で社長に就任
した。引き継ぎは全くなく、卵のことも、経営のことも分からない状態での社長就任に社内にも動揺が広がり、社長
室から出られない社内引きこもり状態となる。その間ひたすら経営に関する本を読んでいたが、「このままでは、い
けない」という焦りが生まれ、社内勉強会を始める。個人面談や数値目標の明確化。生産管理の徹底・・・しかし、結
果は全て裏目に出て、ドンドン社風が悪くなっていった。勉強会では、「社員は何も知らない」というメッセージをひた
すら送るだけだったからであった。。
 そんな時、同友会に入会し、経営指針を成文化。できた経営理念は「生命の源である『たまご』という食材を通し
て、お客様の食卓へ『おいしさ』と『健康』をお届けします。」であった。
 最初しっくりこない経営理念であったが、その後、「卵を食べると健康寿命が延びる」という言葉に出会った。その
瞬間、「卵はすごい」と思い、自ら作った経営理念が腹に落ちた。
 「当社は、毎日10数万個の卵を出荷している。日本人は1日平均1人1個の卵を食べるので、毎日10数万人の健康
寿命を延ばしていることになる。医者でも1000人の患者を毎日診ることはできないのに…」。そんな風に思えること
で、仕事や卵が段々と好きになってきた。
 「美味しい卵」とは、どんな卵か。「盛り上がっている」「箸でつまめる」「臭みがない」「殻が硬い」「黄身が濃い」。
そうではなく突き詰めると、「それは料理になった時に美味しくなる卵だ」と気が付いた。
 「当社は、14の契約農場から仕入れているので品質が一定しない」それが弱みだと思っていたが、「種類が多い卵
は当社の強みだ。プロの料理人でも何十種類もの卵を食べ比べることはできないが、当社ならできる。これは他社
には真似ができないことだ。」自分の会社を好きになっていくと、弱みが強みに見えてきた結果、卵かけご飯用やオ
ムレツ用など、現在では83種類の卵を分類して販売している。
 ベテラン社員の知恵や知識も活かせるようになり、顧客の要望に沿った卵のメニューの提案で、顧客との信頼関
係も良くなっていった。やり方は同じでも伝え方を変えるだけでオンリーワンになれることに気づいた。
 アンケートや科学的な分析結果に基づいた徹底したこだわりで、お客様の商売繁盛のお手伝いとなるよう「価値提
供業」をめざして頑張っている。


小山 久紀

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