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松江支部10月例会

『新米社長の奮闘記』

~突然の社長就任から一年半、新たなステージへ向けての挑戦!~

開催日程:2016年10月11日


報告者 金築 氏

報告者:金築 理惠 氏     有限会社Willさんいん 代表取締役

<報告・内容>
 13歳の時公務員だった母が亡くなり、それ以降やる気のない人生を送っていたが22歳の時にやりがいのある仕事に就く。
 その後結婚、父親の介護と死と続き30歳の時に退職。ウィンドウズ95が世の中に出てこれからはパソコンの時代ということでインストラクターとして働き始める。この時前社長と運命の出合いがある。
 2001年にウィルさんいんのパート社員として会社に関わる。多い時で登録人数は100名あり、次第にコーディネートする会社から自社で培っていく会社へと変わった。
 平成18年に取締役に就任(番頭の役割)。地元の人との関わりを深めたい気持ちが高くなり平成24年同友会に入会。経営者に必要なこと、あるべき姿、理念等今まで目を背けていたことが、例会に参加することで気付かされてきた。
 前社長と社員の板挟みや会社の経営状態も悪化してきたことにより、この先何年できるだろうかと不安になる。平成26年10月10日前社長から社長交代の話を聞き、人生最大の決断をせまられる。悩んだ後社長に就任したが、他人から色々なことを言われ心が揺らぐ。本当に心が折れそうだったが、ここで自分がブレたら社員は付いてこないだろうと思ったことで乗り切れた。
 今までのやり方、習慣、仕事の進め方、考え方を良い点も悪い点も改めようと社員に「刷新」を告げ、平成27年1月1日新ウィルさんいんがスタート。変わった当初は一致団結して良かったが落ち着いてくると少しずつ不満が出てくる。どこに向かっているかをきちんと伝えるべく成文化セミナーを受講。
 まずは安心してまかせられる会社、引き継げる人材を育てることを自分のゴールになればと思っている。自分が立てた経営指針や計画に基づいて実践することが未来に繋がっていくと思う。また会社で一番頑張っているのは社長でなくてはと思っているという報告でした。

<討論>
討論テーマ “経営者育成をどのように考えていますか?”
討論発表では
〇片腕になりそうな人を同友会例会に参加させる。
〇魅力的な会社・社長となる。
○経営理念を考えることと同義である。
○継がせる人は同族経営が話しやすい。
○誰が交代しても人が育つ社風や風土を作ることが大切である。
○社員とコミュニケーションをとることで良い空気が生まれ、その中から後継してくれる人が見つかればそれが育成につながるのではないか。

<感想>
 通常の事業承継とはやや違い突然の社長交代ということで、しかも交代に要する時間も短時間で決定しなければならず、人生最大の決断をされたことは想像に難くないと思います。もし立場が自分だったら引き受けただろうか、と自問自答を繰り返しても本当にその場・立場にならないと答えが出ないと思いました。社員が付いてくる為には社長のベクトルがブレずにあり続ける事、言語や行動も伴っている事、他人からもリスペクトされる存在である事等大いに学ぶべき内容の例会でした。


加藤 満英

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