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2月例会

“どん底”から始まった採用・共学・共育の企業づくり

~「社員は経営者の鏡」自己変革のカギは素直な行動力~

開催日程:2017年2月27日


報告者:杉本 太一  氏     特別養護老人ホーム 梅本の里 統括施設長

<報告>
社会福祉法人松山紅梅会 梅本の里は「市民の手で宅老所を」という活動から設立に至った法人です。
一般的には病院や企業が母体となることが多いのですが、年老いても暮らしやすい街づくりの勉強会が前身となっています。施設経営は素人の集団が設立したものでした。設立当初は医療系施設長と介護職員の対立、過度な福祉精神(滅私奉公)による長時間労働とブラック企業状態でした。またその頃は【介護バブル】お金と人材が溢れ他業種からの転職という方からの多数応募があり、人財を取替可能な部品となっていました。
そんな時、不正請求が発覚し社会福祉法人格認可取り消し危機に直面します。その後同友会に入会し、ある会員さんから「すべてあなたに原因がある」と経営姿勢を辛辣に指摘されました。
それから杉本氏は社員を所有物から人格者と思うようになり、“働きやすくて誇りを持てる会社・職場づくり”に力を注ぎます。社員研修も一方通行の研修ではなく、一緒に学ぶ姿勢で取り組み今では社員自ら学びたい事が出てくるようになりました。「教え育む」から「共に育む」お互いの距離感が縮まっています。
魅力的な会社を突き詰めると自然に人手不足は解消されます。
<討論>
討論テーマ:あなたの会社に社員が育つ仕組みはありますか?
〇教え与えるのではなく、社員が率先して学びたいことを学ぶ環境を作る必要がある
〇経営者自身が変わらないと社員が育つ環境は作れない。変わる為には経営理念作成が必要

<感想>
杉本さんのG長ミーティング時の「人は育たない」という言葉から改めてまず自分自身、人として経営者として自己変革がなにより重要であり大切であると感じました。そして自己変革する為に経営指針成文化は有効であり、念いの入った経営理念がある会社には自然といい人材が入ってくる。社員と真剣に向かい合い家族のような関係を築けた会社は強い。
拡大例会に向けて、11月から動きだし、1月初めにチラシ配布といったところまでは良かったが、島根同友会や出雲支部の会員さんを巻き込むことは出来なかった。結果100名目標の中69名となりました。


岩田 竜平

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